こんにちは!今回は、FlutterアプリをGoogle Play Storeにリリースするための具体的な手順をお伝えします。
「アプリは完成したけど、どうやってストアに出せばいいの?」 「コマンドがたくさんあって複雑そう…」 「手順を間違えて失敗したらどうしよう…」
そんな悩みを持つ方のために、実際に私が使っている手順を分かりやすく解説していきますね!
この記事を読めば、迷うことなくFlutterアプリをGoogle Play Storeに公開できるようになります。
しかも、プロダクション環境でのリリース手順なので、実際の運用でもそのまま使えますよ。
📱 この記事で分かること
- Flutterアプリのリリースビルド手順
- Google Play Console へのアップロード方法
- プロダクション環境での設定方法
- つまずきやすいポイントと対処法
それでは、さっそく始めていきましょう!
🚀 リリース手順の全体像
FlutterアプリをGoogle Play Storeにリリースするのは、実はとってもシンプル!基本的には以下の3ステップです:
- 環境のクリーンアップ
- リリースビルドの実行
- Google Play Console へのアップロード
順番に詳しく見ていきましょう。
📋 手順1:環境のクリーンアップ
まずは、開発環境をキレイにしてから始めます。これ、意外と重要なんです。
以前のビルドファイルが残っていると、思わぬトラブルの原因になることがあるので、必ずクリーンアップしましょう。
flutter clean
flutter pub get
各コマンドの役割
flutter clean
:以前のビルドファイルをすべて削除flutter pub get
:最新の依存関係をダウンロード
この2つのコマンドを実行することで、「真っさらな状態」からビルドを開始できます。
特に、dependency(依存関係)に変更があった場合は、この工程が重要になってきます。
🏗️ 手順2:プロダクション用リリースビルド
環境の準備ができたら、いよいよリリース用のビルドを実行します。
flutter build appbundle --release --dart-define=ENV=production
このコマンドの詳細解説
このコマンドには重要なオプションが含まれています:
appbundle
:Google Playが推奨するAAB(Android App Bundle)形式でビルド--release
:リリース用の最適化されたビルドを作成--dart-define=ENV=production
:環境変数をプロダクション用に設定
なぜAAB形式なの?
Google Playでは2021年8月から、新規アプリの公開にはAPKではなくAAB(Android App Bundle)形式が必須になりました。
AAB形式の方が、ユーザーのデバイスに最適化されたAPKを自動生成してくれるので、アプリサイズの削減にもつながります。
ビルド実行時に表示される内容
コマンドを実行すると、以下のような出力が表示されます:
💪 Building with sound null safety 💪
Running Gradle task 'bundleRelease'...
Running Gradle task 'bundleRelease'... Done 45.2s
✓ Built build/app/outputs/bundle/release/app-release.aab (16.8MB).
この「✓ Built」の表示が出れば、ビルド成功です!
📂 手順3:ビルドファイルの確認
ビルドが完了すると、以下の場所にAABファイルが作成されます:
build/app/outputs/bundle/release/app-release.aab
このファイルが、Google Play Console にアップロードする本命のファイルです。
ファイルサイズについて
通常、AABファイルのサイズは以下のような感じになります:
- シンプルなアプリ:5-15MB
- 機能豊富なアプリ:15-50MB
- 大規模なアプリ:50MB以上
もしファイルサイズが異常に大きい場合は、不要なアセットやライブラリが含まれていないかチェックしてみてください。
🌟 手順4:Google Play Console へのアップロード
いよいよ最後のステップです!
作成された app-release.aab
ファイルを Google Play Console にアップロードします。
アップロード手順
- Google Play Console にログイン
- 対象のアプリを選択(新規の場合は「アプリを作成」)
- 「リリース管理」→「アプリのリリース」
- 「製品版」の「リリースを管理」をクリック
- 「新しいリリースを作成」
- 先ほど作成した
app-release.aab
をアップロード - リリースノートを記入
- 「確認」→「リリース開始」
アップロード時の注意点
- ファイル形式:.aab形式であることを確認
- 署名:アプリに適切な署名がされていることを確認
- バージョン情報:pubspec.yamlのバージョンが適切に設定されていることを確認
🎯 よくあるトラブルと対処法
エラー1:「署名エラー」が出る場合
署名キーの設定に問題がある可能性があります。android/app/build.gradle
や android/key.properties
の設定を確認してください。
エラー2:「ビルドに失敗する」場合
依存関係に問題がある可能性があります。再度 flutter clean
と flutter pub get
を実行してから、ビルドし直してみてください。
エラー3:「アップロードできない」場合
- AABファイルのサイズが大きすぎる(100MB制限)
- 同じバージョン番号のファイルがすでにアップロード済み
- Google Play Consoleの設定が未完了
これらをチェックしてみてください。
🏆 審査について
Google Play Storeの審査は、通常以下のようなスケジュールです:
- シンプルなアプリ:1-2日
- 一般的なアプリ:3-7日
- 複雑なアプリ:1-2週間
審査中もアプリの情報は編集できるので、この間にストアの説明文やスクリーンショットを充実させておくのがおすすめです。
✨ まとめ
FlutterアプリのGoogle Play Storeリリース手順をまとめると:
flutter clean
とflutter pub get
で環境をクリーンアップflutter build appbundle --release --dart-define=ENV=production
でリリースビルドbuild/app/outputs/bundle/release/app-release.aab
の生成を確認- Google Play Console にアップロード
たったこれだけです!
最初は少し緊張するかもしれませんが、一度やってしまえば次からはスムーズに進められます。
特に、--dart-define=ENV=production
の部分は、開発環境と本番環境を適切に分離するために重要なので、忘れずに含めてくださいね。
皆さんのFlutterアプリが、たくさんのユーザーに愛されるアプリになることを心から願っています!
何か分からないことがあれば、コメント欄で気軽に質問してくださいね。一緒に素晴らしいアプリを世に送り出しましょう!
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